WPML

WPML 5.2がリリースされました。ページの保存時に変更されていない翻訳が書き換えられることがなくなり、翻訳ダッシュボードでは言語数に関係なくコンテンツが一覧表示されるようになりました。また、自動翻訳が停止する代わりに支払い待ちであることを通知するようになり、WPMLおよびすべてのアドオン全体で565件の修正が行われました。

このリリースで最も重要な4つのポイントは以下のとおりです。

  • より高速な保存とページ。保存時には変更された内容のみが書き込まれます。36言語のサイトでは、テンプレートの保存にかかる時間が従来の半分以下になります。訪問者が開くページでは、リクエストごとの処理が軽減されます。
  • 再構築された翻訳ダッシュボード。これまで28以上の言語を持つサイトでは、コンテンツをまったく一覧表示できませんでした。新しいリストは任意の言語数に対応し、各投稿を1回ずつ表示し、フィルターは選択した列に連動します。
  • 「進行中」で停止するジョブの解消。アカウントで翻訳の支払いができない場合、WPMLはその旨を通知し、請求に進むを表示します。制限が解除されると、保留されていたジョブは自動的に再開されます。
  • 565件の修正(うち115件はお客様からの報告)。すべてのWPMLアドオンはコアプラグインとともに5.2リリースとして提供され、単一のソースから構築されています。各バージョンページへのリンクを含む完全なリストは、この記事の最後にあります。

ページの保存時にすべての翻訳が書き換えられる問題の解消

多くの言語を持つサイトでは、ページやテンプレートを保存すると、変更されていないものも含めてすべての翻訳が書き換えられていました。WPML 5.2では、変更された内容のみが書き込まれます。36言語のサイトでは、Elementorテンプレートの保存にかかる時間が従来の半分以下になり、データベースクエリもごくわずかになります。

管理画面の他の部分でも待ち時間が短縮されました。

  • 翻訳エンジンの検索を待たずに投稿編集画面が開くようになりました。
  • 多数のプラグインがあるサイトでの編集時にメモリ不足が発生しなくなりました。
  • 翻訳された用語が多いサイトで翻訳ダッシュボードがタイムアウトしなくなり、永続オブジェクトキャッシュを使用するサイトでWPML → 翻訳がメモリを使い果たすことがなくなりました。
  • WooCommerceサイトでWP-CLIコマンドが読み込むファイル数が大幅に減り、メモリ使用量が削減されました。
  • マルチサイトネットワークで、サイトを切り替えるたびにクリーンアップクエリが実行されなくなりました。
左側の保存ボタンは36個のページのコピーを遅い時計を通して送り、右側では同じボタンが1つのハイライトされたコピーを速い時計を通して送る
以前は保存時にすべての翻訳が書き換えられていました。WPML 5.2では変更された内容のみが書き込まれます。

訪問者へのより高速なページの提供

WPML 5.2では、訪問者が開く各ページでの処理が軽減されました。

  • URLルールはリクエストごとではなく1回だけ読み込まれ、ウォームリクエストがWPMLのテーブルについてデータベースに問い合わせることがなくなりました。
  • 多数の用語をリストするメニュー、ウィジェット、製品フィルターが1つのクエリで翻訳されるようになりました。
  • 翻訳されたWooCommerceの製品ページやリスト(WooCommerceブロックでレンダリングされた製品を含む)が、1つのクエリで翻訳を読み込むようになりました。
  • 文字列翻訳がサイトの言語をプラグインごとではなくリクエストごとに1回だけ読み込むようになり、キャッシュされていないリクエストで約300ms短縮されます。
  • URL解決キャッシュが無限に増大しなくなりました。影響を受けていたサイトでは、RESTステータスチェックに6〜7秒かかっていました。
針が左側の赤いゾーンから右側の緑のゾーンに移動する速度計を備えたブラウザウィンドウ
リクエストごとの処理が減ることで、すべての訪問者にページがより速く表示されます。

任意の言語数に対応した翻訳ダッシュボード

翻訳ダッシュボードのコンテンツリストが再構築されました。これまで、28以上の言語を持つサイトではコンテンツをまったく一覧表示できませんでした。新しいリストは任意の言語数に対応し、各投稿を正確に1回ずつ表示し、ステータスフィルターは選択した列に連動します。

翻訳へのコンテンツ送信がより予測可能になりました。

  • カテゴリーやタグは1回だけ請求され、それを使用する投稿ごとに再度請求されることはありません。
  • 製品のバリエーションはすべてを翻訳するの対象外となり、以前に作成された0語のバリエーションジョブは廃止されました。
  • すでに翻訳された項目のジョブをキャンセルすると、以前のステータスに復元されます。
  • レビューモードは翻訳バッチごとに保持されます。
  • 高度な翻訳エディタは、元の言語が変更されたメディアやタクソノミーのフラグメントをマークするようになりました。
多数の国旗の列とスクロールバーがある表。すべての行の各列にチェックマークが付いている
言語数に関係なく、各投稿が1回ずつ表示されます。

支払い待ち状態を通知する自動翻訳

これまで、アカウントで翻訳の支払いができない場合、ジョブは何の説明もなく「進行中」のままでした。WPML 5.2では、翻訳ダッシュボードとステータスバーが一時停止し、請求に進むと表示されます。未払いの残高は未払い残高として明記されます。制限が解除されると、保留されていたジョブは自動的に再開されます。

カードの横にある一時停止記号で停止したプログレスバーと、その後再生記号とともに再び動いている同じバーへの矢印
翻訳は理由とともに一時停止し、自動的に再開されます。

カスタムフィールドの翻訳設定変更による既存コンテンツの更新

カスタムフィールドの翻訳方法を変更すると、WPMLは既存のコンテンツを更新するようになりました。更新はバックグラウンドタスクとして実行され、進行状況を確認できます。また、設定には各オプションの機能が記載されているため、選択する前に「コピー」、「翻訳」、「翻訳しない」の意味を理解できます。

WooCommerce Multilingual 5.7: 拡張機能の同一方法による翻訳と変換

WooCommerce Multilingual & Multicurrency 5.7はWPML 5.2に同梱されています。

  • WooCommerce拡張機能のメールを1つのメカニズムで翻訳します。
  • 拡張機能の金額としきい値は、1つのマルチ通貨パスを通じて変換されます。
  • 機能しなくなっていたProduct Bundles、Composite Products、Bookings、The Events Calendar、Gravity Formsの統合が再び機能するようになりました。
  • WooCommerce Analyticsを言語でフィルタリングできるようになりました。
  • マルチベンダープラグインを使用した注文リストで、注文ごとにクエリが実行されなくなりました。

ショップ所有者から要望のあった修正:言語を切り替えても複合製品(composite products)を購入可能に維持、バリエーション価格の0を保持、マルチ通貨でのバンドル購入が可能に、WooCommerce 9.6以降で銀行振込口座の通貨が機能、カテゴリーの製品数と製品の並べ替えが言語間で連動、Subscriptionsの更新支払いが機能するようになりました。

WPML 5.2のその他の機能

  • WPMLの画面は、右横書き(RTL)言語を含め、すべての場所で管理画面の言語に従うようになりました。コメント数は言語ごとにカウントされ、投稿ステータスは元の言語と翻訳の間で同期されます。
  • 自動翻訳で英語(香港)と中国語(香港)が利用可能になりました。
  • マルチサイト:サブサイトのセットアップウィザードがサイトキーを正しく処理するようになり、サブサイトでサイトキーの不一致が表示されなくなりました。
  • 文字列翻訳:テーマとプラグインのスキャンで他のテキストドメインを無視できるようになり、不適切なエンコーディングが処理され、トラブルシューティングのアクションで重複する文字列パッケージをマージできるようになりました。
  • WPML SEOはYoast SEO 27.1のSchema Aggregationをサポートし、言語ごとにREST headを提供するようになりました。
  • Advanced Custom Fields Multilingualは、翻訳されたページのACFのJSON-LDにinLanguageを設定し、ACF独自のAPIを通じてフィールド値を書き込むようになりました。
  • WPML エクスポートとインポートは、同じファイルの2回インポート、同時の2回実行、不正な形式の入力、孤立した共有用語などの再インポートを処理できるようになりました。
  • WPMLはストリクトモードのPercona XtraDBおよびMariaDB 11で動作するようになりました。
  • RedisまたはMemcachedを使用するサイトで、翻訳されたメニューがデフォルト言語のものに置き換えられることがなくなり、登録済みのサイトで「新しいサイトキーが必要です」という通知が表示されなくなりました。
  • 翻訳優先度が削除されました。これを使用していた場合、ラベルは消去されますが、翻訳とジョブには影響ありません。セカンダリ言語が存在する間は、WPMLのリセットがブロックされます。
  • セットアップウィザードと設定にある1つのオプトインチェックボックスで、WPMLを改善するためにサイトのコンテンツ統計とプラグインリストを共有できるようになりました。チェックを入れるまではオフのままです。
  • すべてのアドオンはWPMLと同じソースから構築され、同一の共有ライブラリを搭載して同時にリリースされます。
  • WPML、WooCommerce Multilingual、CMS Navigation、文字列翻訳のセキュリティ強化

報告された問題の修正

WPML 5.2では565件の修正チケットがクローズされ、そのうち115件はサポートを通じてお客様から報告されたものです。特に影響の大きかった修正は以下のとおりです。

  • 4.9.xからの更新時に、管理プラグインが書き込みを行っても重大なエラーが表示されなくなりました。
  • 同じスラッグを持つ下書きまたはレビュー待ちのページが、公開済みのセカンダリ言語のページを上書きしなくなりました。
  • 翻訳ジョブを完了しても、そのジョブ自身の翻訳ではない投稿に書き込んだり、移動したりすることがなくなりました。
  • wpml-configの変更後、カスタム投稿タイプの既存の投稿が管理画面のリストから消えることがなくなりました。
  • セットアップウィザードでデフォルト言語が空で表示されることがなくなり、デフォルト言語のみが残っている場合でも正しく再開されるようになりました。
  • 翻訳元言語がセカンダリ言語の場合、クラシック翻訳エディタがデフォルト言語のコンテンツを読み込まなくなりました。
  • 自動翻訳:予約投稿のレビュー済み翻訳が早期に公開されることがなくなり、破棄された失敗ジョブは破棄されたままになります。
  • ページビルダー:WPBakeryの画像リンクが翻訳でも保持され、Flatsomeのショートコード間のテキストが翻訳され、Beaver Builderのパターンが言語でフィルタリングされ、Avadaのフォームメールでアクセント記号が保持され、Elementorエディタがユーザーの言語で開くようになりました。
  • 文字列翻訳によって生成される翻訳ファイルにはサイトで変更された文字列のみが含まれるようになり、WordPressコアの複数形がそのまま維持されます。Must-useプラグインをスキャンできるようになり、「WPMLはデータベースを更新する必要があります」という通知が再び表示されることがなくなりました。
  • スティッキーリンクが、翻訳されたElementorのヘッダーとフッター、ページビルダーのショートコードブロック、およびページの言語のアーカイブへのリンクを解決するようになりました。
  • メディア翻訳:Windowsで「別のファイルを使用する」が機能するようになり、RedisまたはMemcachedのサイトで翻訳されたブロックエディタのページが独自の画像を保持するようになりました。
  • フォーム:WPForms、Contact Form 7、Gravity Formsのセカンダリ言語で条件分岐ロジックが機能するようになり、フォームを翻訳してもプレースホルダーのあるフィールドが壊れなくなりました。

すべての修正は、各プラグインの変更履歴に記載されています。

各プラグインの詳細

コアコンポーネント:

アドオン:

サイトを更新する方法

  1. まずサイトのバックアップを作成します。
  2. ダッシュボード → 更新、またはWPML → Activate & Updateに移動し、すべてのWPMLプラグインをまとめて更新します。インストーラーがリストを表示します。
  3. 更新はリリースから24時間以内にWordPress管理画面に届きます。すぐに取得するには、プラグイン → 新規追加 → 商用を開き、更新を確認します。

言語、URL、設定は自動的に引き継がれます。更新後に問題がある場合は、サポートのご質問からお問い合わせいただけます。以前のバージョンに戻すには、wpml.orgアカウント内のプラグインの変更履歴ページからzipファイルをダウンロードし、現在のバージョンの上にインストールします(プラグイン → 新規追加 → プラグインのアップロード、その後アップロードしたものと現在のものを置き換える)。

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